シュートボクシング

2.10 小林大樹「今回勝ったら次はタイトル挑戦もあるんじゃないかな」

2024年2月10日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.1』でRISEスーパーフライ級5位・翼(TARGET)とオープンフィンガーグローブ(以下OFG)マッチで対戦するSB日本バンタム級3位・小林大樹(龍生塾)。2022年にプロデビューし、今回6戦目となる小林だが、キャリアで上回るRISE上位ランカーとの試合を前に絶対の自信を見せている。3連続KOなるか。

――後ろ髪が長く髪型は凄く特徴的だと思うんですけど、誰かを意識しているんですか?

小林 全然誰も意識していません。後ろ髪が長いのは今流行っていると思うので、ただ流行に乗っかっているだけです(笑)。最近は前よりもちょっと長さを短くしているのですが、戦いながら見た目がいい髪型を意識したらこうなりました。SNSを見たらドミニク・ミステリオ(アメリカのプロレス団体「WWE」のプロレスラー。父はレイ・ミステリオ)の髪型に似ているという声もありますが、僕は知らない選手です。あと、色白だと女性受けも良いと思うので、そこにもこだわっています。

――小林選手が格闘技を始めたのはいつからですか。

小林 強くなっていじめられないような子に育ってほしいという親の想いがあって5歳の時に、よく食べに行っていた回転寿司のお店の方が通っていた龍生塾を紹介してもらい入会しました。最初の頃は、道場で友達ができたので遊びに行く感覚で楽しく通っていて、小学2年ぐらいの時に、龍生塾に所属していたファントム進也さんが他の場所で指導されていて、そこで学んだことがきっかけで練習を真面目にするようになり、試合でも勝つようになりました。

――格闘技に関して小さい頃からセンスはある方でしたか?

小林 小さい頃はわかんないんですけど、去年までは練習はしんどいので練習しなかった時期がありました。周りからは「センスがあるのに練習しないのはもったいない」と言われていて、今年から真面目に練習するようになりました(苦笑)。

――なぜ今年から真面目になるようになったんですか?

小林 別のお仕事の調子が悪くなってしまい、僕にはもう格闘技しかないと思えて、これ一本で頑張ろうと思いました。

――現在4連勝中ですが、今まであまり練習してなかったんですか?

小林 そうですね。試合が決まった時だけ少し練習していて、一応勝てていたのでギリギリセーフかなと思ってます(苦笑)。以前は月4日しか練習してなかったのですが、今は週3日に増え、1日だけ2部練しています。練習は変わらずしんどいですけど、今はもうやる気に満ち溢れてます。

――今まで練習していない中でもずっと結果を残せているので、さらに練習することでいい結果が期待されますね。

小林 もうそんな気しかしてないです。やばいかもしれないです(笑)。

――急に真面目に練習をやるようになって周りの方は驚いているんじゃないですか?

小林 まだ試合前ですし、試合が終わってもこの練習が続いていたら驚いてもらえるかもしれないです。

――試合が終わっても続けられそうですか?

小林 ちょっとだけ休んで続けます! 最近、思ったことがあって、チャンピオンになったりとか、一旦行けるところまで行ってからサボろうと思ったんですよね。サボろうと思えばいつでもサボれるので、とりあえずチャンピオンになるまでは真面目にやっていきます。

――そういうやる気に相応しく、今回は小林選手のキャリアの約3倍、18戦11勝(6KO)6敗1分の戦績でRISE上位ランカーの翼選手が相手となりました。

小林 そうですね。RISEで花岡竜選手に勝ったり、SB王者の佐藤執斗選手と2回戦ったりと名前もあって美味しい相手ですよね。僕の負ける要素も多いと思うんですけど、絶対に勝てない相手じゃないです。「小林って誰やねん!」とみんなから思われているかもしれないですけど、今回もKOで終わらせられるかなと思っています。

――今回はOFGマッチになりますが、そこも問題ないですか?

小林 OFGにはちょっと興味があったので良かったんですけど、最近はめて練習したら指の部分がちょっと気持ち悪かったので嫌だなと思ったぐらいです(苦笑)。周りのみんなは以前から僕のスタイルはOFGマッチに合っていると言われているので、いけるんじゃないかな、と思っています。

――翼選手の試合を見てどのような印象がありますか?

小林 めっちゃ前に出てくる印象があります。道場のみんなは根性がある選手だと評価してました。

――佐藤選手は翼選手に2回勝ってますけど、勝ち方とかは意識しますか?

小林 佐藤選手を余裕で超える勝ち方を見せて、その勢いでタイトル挑戦をアピールしたいですね。佐藤選手は連勝してますが、僕の一発が当たれば終わると思います。

――2024年の目標はありますか?

小林 プロデビューする前からチャンピオンに勝つ自信があったので、今回勝ったら次はタイトル挑戦もあるんじゃないかなと思っているので、すぐベルトは巻きたいですね。気が向いたら多団体の選手も倒したいと思います。

――2022年6月のプロデビュー戦では笠原直希選手と対戦し、2Rに偶発性のバッティングで小林選手は左目上をカットしたことで試合続行不可能となり、それまでの判定で負けています。笠原選手へのリベンジは考えてますか?

小林 ちょうど直希選手は成長期でずっとバンタム級では試合していないので、もう落とせない体重なんじゃないかなと思っています。リベンジはしたいですけど、階級を上げてくれたら一番邪魔な人が消えるので、それでもいいのかなと思います。僕はバンタム級でタイトルを獲ってからスーパーバンタム級のベルトを狙うのもアリかなと。バンタム級の下のフライ級(51.5kg)でも減量は余裕で、他団体では盛り上がっているのでそこの階級も考えています。その階級だと吉成名高選手がいますが、今の僕だと半年の準備期間をいただければワンチャンいける気もします。

――本日はありがとうございました。

小林 最後に対戦相手にメッセージはなくていいんですか? 僕は真面目に練習しているので、翼選手もその期待に応えてもらいたいです。ガッカリさせるような試合内容にはしてほしくないです。

▼53.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
小林大樹(龍生塾/SB日本バンタム級3位)
vs
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級5位)


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