シュートボクシング
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2.10 都木航佑「早くタイトルマッチをやらせてほしい」

2024年2月10日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.1』でSB日本スーパーウェルター級1位のRYOTARO(龍生塾)と対戦する都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)。SB初参戦となった昨年9月のシリーズ第四戦ではSB日本ウェルター級1位の村田義光選手に判定勝ちし、ランキング入りを果たした。SB2戦目で一階級上のトップランカーのRYOTAROを下して二階級制覇を狙う。

――新極真で優秀な成績がある中、キックボクシングに転向したのはどういう理由からですか?

都木 やっぱりどうしても知名度の問題で、これだけ空手の世界で活躍しても日の目を浴びていないことにちょっと疑問が出てきたことがあり、せっかく世界一を目指すのであれば、知名度も付けたいという気持ちがありました。キックボクシングを体験したら興味が湧いたので、そこで転向を決めました。でも、自分の格闘技人生はほぼ全てと言っていいほど空手の要素でできていて、そこは切っても切り離せないものなので空手家として試合に臨んで、空手の強さを証明したいという気持ちは常にあります。今のキック界では、新極真出身の空手家で活躍しているのがRISEの門口佳佑選手ぐらいなので、自分も続いていきたいと思います。ちなみに空手時代にライバル視していたのは、福地勇人選手や、原口健飛選手の空手時代の先輩の小野寺天汰選手でした。

――SBに参戦しようと思ったのは?

都木 RISEさんの方で定期的に試合をさせてもらっていたんですけども、試合が組まれずに試合間隔が空いてしまうのでRISEさんと友好関係のSBさんの方に出場をお願いしたところ、SBで組んでいただけたので出ることが決まりました。

――SB初参戦となった昨年9月のシリーズ第四戦ではSB日本ウェルター級1位の村田義光選手に判定勝ちでしたが、SBルールはどうでしたか。

都木 SBルールは初めてだったので不安もありつつ、ワクワクしながら試合に臨んだところ、試合をしながら自分のスタイルに合っているなと感じ、今までの中でも一番楽しく試合ができました。

――どのあたりがご自身に合うと思ったんですか?

都木 極真空手では近い距離で引かずに前に出続けて戦うことが凄く大事なんです。SBでも前に攻め続けて組んでからの展開も続くことで、そういうところと似ているので自分と合っているなと思いました。

――試合では3R終了間際には都木選手が前方への投げで村田選手からシュートポイントを奪っていましたが、投げ技も練習されているんですか?

都木 そうですね。相手の土俵で投げたいという気持ちも凄くあったので、あれは練習していたものでした。普段は投げ込みまではいかないんですけど、ある程度、組みの展開から投げられないような動きや投げの基本的な動きはやっていましたね。

――村田選手に対してはどういった印象がありましたか? 試合前と比べて違った印象はありましたか。

都木 上手いというか、難しいスタイルの選手という印象でしたね。飛び抜けてどこが強いかを聞かれたら凄く答えづらいところもあるんですけども、攻略しづらいというか、万遍なく何でもできる印象を受けました。

――前回見せられなかった投げ技だったりとか、今回用意している技はありますか?

都木 新しくやっている技はないですけど、今までやってきたことをレベルアップしているイメージですね。でも、せっかくなんで今回も首投げとかで投げたいですね。

――今回の相手、RYOTARO選手にはどういった印象がありますか。

都木 間違いなく、今まで自分がキックボクシングを始めてから戦ってきた相手の中でも一番強い選手だと思います。KO率は高いですし、試合を見るとパンチが強い第一印象があり、打たれ強さもあったり、あの体格でスピードもあるなと。

――RYOTARO選手は「都木選手は階級を上げてきて、僕との対戦オファーを受けているので少し舐められているのかなとも思う」と言われていました。

都木 下馬評では僕の方が低いと思いますが、全部をひっくり返して、めちゃめちゃ面白い試合にしたいですね。RYOTARO選手は間違いなく国内70kgでトップクラスの選手だと思っているので、そこで勝って一気に自分も加速していきたいと思います。

――前回は67.5kg契約での試合でしたが、今後も階級を上げて70kg契約で試合を行う予定ですか?

都木 機会があれば70kgでも67.5kgでも戦っていくイメージです。今回SB日本スーパーウェルター級1位のRYOTARO選手に勝てばランキング入りできると思うので、両方の階級でランキング入りすることを意識しています。

――階級を上げても打撃のスピードが落ちたりといった支障も特にないですか?

都木 スピードは落ちないように意識しているので問題ないです。空手時代は70kg半ばで試合してましたし、無差別級の試合にも出ていたので重い選手とは何度もやったことはあります。

――同時ランキング入りしてタイトルマッチも意識してますか?

都木 めちゃくちゃ意識していて、早くタイトルマッチをやらせてほしいという気持ちがあります。まだ余所者なのでSBで勝っていくことでしっかりアピールしていけたらなと。70kgの日本王座は空位ですけど、67.5kgチャンピオンの奥山(貴大)選手に対しては、すでに対戦することを意識して、前回、昨年11月の試合を見に名古屋に偵察に行かせていただきました。思っていた以上に身長が低く、この小柄で67.5kgでやっているのは凄いなと。その試合ではKOで勝っていたんですけど、投げ技とパンチが印象的でしたが、すでに勝つイメージは持っています。

――2024年はどういった1年にしたいですか。

都木 ベルトは第一に考えていて、バンバン試合に出てとにかく活躍の年にしたいですね。経験値をつけてどんどん飛躍していきます。

▼70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級1位)
vs
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/KROSS×OVER認定KICK初代-67.5kg王者、SB日本ウェルター級1位)


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