シュートボクシング

【ONE Friday Fights】笠原弘希、タイ強豪ワラポンに敗れるも大健闘

2024年2月23日(金・現地時間)タイ・バンコクにあるルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 53』にSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)が出場、ヒジ打ちありのオープンフィンガーグローブ着用のムエタイルールでワラポン・ソー.デチャパン(タイ)と激闘を繰り広げたが惜しくも敗れた。

笠原は昨年11月に、ONEで連勝中のスーパーボール・ティーデ99を1RKO。そのスーパーボールは、現ONEムエタイ世界フライ級王者ロッタン・ジットムアンノンの対戦相手候補として挙がっていたが、笠原がKOしたことが評価され今回のONEルンピニー参戦へとつながったという。ワラポンは95戦79勝12敗4分の戦績を誇る21歳。

1R、サウスポーのワラポンに、笠原はプレッシャーをかけ前蹴り、右インロー。左ボディを入れる笠原は強引に組み付いて首相撲。笠原は左ボディを入れるが、ワラポンがインローを当てるなど手数で上回る。

2R、左ローの笠原に、ワラポンは左ミドル。笠原はコーナーに追い込んでパンチ連打で追い込むも、ワラポンは組み付きながら左ヒジ。笠原は左ロー、カーフで削っていき、左ボディとようやくエンジンがかかり始めた。左ローからパンチ連打をヒットしたものの、ワラポンはパンチからヒジにつないで首相撲へ。プレスの強いワラポンは強打のパンチを出しながら首相撲から強引にヒザ・ヒジ。笠原も負けじとヒザを当て返す。

3R、ワラポンは左ハイ、ヒジ。笠原も首相撲からヒジを当てにいき応戦。笠原は左ミドルから左ボディ連打も、ワラポンは組み付いてヒザを当てる。終盤、笠原は三日月蹴り、左ボディを効かせてワラポンを後退させる、笠原はプレスをかけて最後までKO狙いの左ボディ、右ミドルと詰めるが、ワラポンは下がりながらもミドルを当てて詰めさせない。笠原が最後まで攻め続けたが、惜しくも判定0-3で敗れた。ONEデビュー戦で悔しい敗戦となった笠原だが、不慣れなオープンフィンガーグローブのヒジありルールで健闘が光った一戦だった。

「ONE Friday Fights 53」
2024年2月23日(金・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム

▼第2試合 142ポンド契約 ムエタイ 3分3R ※ヒジあり
×笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)
判定0-3
○ワラポン・ソー.デッチャパン(タイ)


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