4.13 笠原直希「絶対に負けられないという気持ちのスイッチが入った」

2024年4月13日（土）東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.2』の第2試合で濱田海（TIA辻道場）と対戦する笠原直希（シーザージム）。ここ数戦はヒジ打ちありのムエタイルールにも挑戦し、現在5連勝と勢いに乗っている。兄の弘希、友希を超える存在となるか!?

――試合に向けての調整はいかがでしょうか。

笠原　順調ですね。自分の中で調整も新しくして、いろんなことをやってみたり、考えながらやっていて、身体の調子もいい感じなのですごくモチベーションも上がっています。

――新しいこととはどういうことを？

笠原　自分の動きに変化を加えたり、試合に向けていろんなこと試していこうという感じです。

――自分の動きに変化とは、試合を見たらすぐにわかるものですか？

笠原　そうですね。わかりやすく出したいと思っているんですけど、まだちょっと挑戦中というか、自分がどこまでできるかが分からないので、試合でのお楽しみということで。

――それはいつから試してるんですか？

笠原　前回2月のスックワン・キントーンでの試合（vs渋江健司）が終わって練習を再開してから、自分はどういうスタイルがいいのかと、自分のことを研究し始めました。

――そういうスタイルで参考にしている選手はいますか？

笠原　僕は結構環境に恵まれていて、先輩に山田ツインズ、2人の兄貴（弘希、友希）とシーザージムにはいろんな方がいるので、その方々から学んだりしています。自分に合った自分のスタイルを確立できるような動きをいろいろ試している最中です。

――現在2連続KOと好調です。

笠原　KO勝ちというのは、実力もそうですけど、その時の運も関わってくると思うので、KO勝ちにそこまでこだわってないんですけど、KOするまでのパターンが自分のものになっていければいいかなと思います。

――今回の相手、濱田選手にはどういった印象がありますか。

笠原　アマチュアでしっかり戦績も積んで、いろんなタイトルも獲っていてすごく上手な選手だなと。プロキャリア2戦の選手ですけど、映像を見たところしっかり気持ちの強い試合を見せていたので、すごくやりがいがあります。プロデビューしたての選手であっても全然油断できない相手だと思っています。

――笠原選手との対戦に名乗り上げたということでした。

笠原　相手は年上ではあるんですけど、プロとしては僕の方がキャリアは長いので、その経験の差というのを見せつけられれば、と思っています。向こうは僕に勝ったら美味しい試合になると思うんで、絶対に負けられないという気持ちのスイッチが入りました。

――ここで勝って、次に見据えている目標はありますか。

笠原　僕は今、ムエタイルールの試合もやっているので、そのムエタイの試合でもしっかり結果を残して『こいつは何でもできるな』と思わせられるような選手になりたいと思っています。

――ヒジ打ちありルールも問題ないですか？

笠原　今回はヒジ打ちなしなんですけど、もう3戦やってきてヒジ打ちありもだいぶ慣れてきましたし、そのルールになった時にはしっかりそういう練習もしているので特に問題はないです。

――デビュー戦で対戦した那須川龍心選手は青春恋愛番組に出たり、戦績を順調に重ねてますけど、意識はしてますか。

笠原　そこまで意識してないです。僕はSB日本バンタム級（52.5kg）でランキング入りしていますが、最近は55kg近辺で戦っていて龍心選手とはもう2階級くらい差があるので、特に意識はしていないです。でも、最近の龍心選手は格上の選手に勝ったりとすごいなとは純粋に思います。

――お兄さん2人はどんどん階級を上げていますけど、ご自身もどんどん上げていく予定ですか。

笠原　僕はそんなに兄貴たちみたいに体も大きいわけじゃないんで、自分に合った階級をしっかり見極めてできたらなと思っています。

――シーザージム勢は皆さんタイトルを獲っているだけに、焦りはないですか？

笠原　もちろんタイトルを獲って、シーザージムはみんな強いんだぞと思ってもらいたいですけど、今、自分の階級のチャンピオンは先輩の（山田）虎矢太君なので、ムエタイ系の団体のベルトを逆に自分が持ち帰ってシュートボクサー、シーザージムは強いと思わせるようになっていきたいなと思っています。

――最後にファンにメッセージをお願いします。

笠原　僕は第2試合なので、最初から会場に火を付けられるように盛り上げていくので、第1試合から見逃さずに応援に来てください。

▼第2試合　55kg契約
エキスパートクラス特別ルール　3分3R延長無制限R
笠原直希（シーザージム）
vs
濱田海（TIA辻道場）

大会概要はこちら

---