シュートボクシング
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4.12 山田彪太朗、川上叶は共に計量パス&完全決着を予告

 2025年4月12日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.2』の前日計量が11日(金)17:00~都内にて行われた。

 メインイベント、SB日本フェザー級(57.5kg契約)タイトルマッチで対戦する
王者・山田彪太朗(シーザージム)は57.5kg、同級1位の挑戦者・川上叶(龍生塾)は57.4kgで計量クリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

 両者はこれまでに2度対戦し、2021年12月の初対戦の時は川上が延長戦の末に判定勝ち。2023年4月の再戦となったSB日本フェザー級タイトルマッチでは当時王者だった川上を破り、彪太朗が新王者に輝いた。

 初防衛戦を前に、山田は「明日はメインイベントにふさわしい、そしてチャンピオンにふさわしい試合をして、何が何でもこのベルトを守ります。もともと川上選手が持っていたベルトですけど、2年前に僕が獲ってからずっとこのベルトを価値を高めてきたのは僕なんで、明日はチャンピオンとして川上選手を迎え打ちたいと思っています」と意気込みを語れば、川上は「明日はメインでタイトルマッチなので、しっかりやってきたことを出して勝ちます。山田選手のベルトは、もともと僕が持っていたベルトなので、取り返したいなと思っています。山田選手はチャンピオンとして迎え撃つという雰囲気が出ているので、そういう雰囲気を出したら足元を救われるで、というのを教えたろと思っています」と王座奪回に燃える。

 計量で見たお互いの印象について聞かれると、川上は「いつも自分の体を見ると、弱そうな体をしているなと思うのですが、それに比べたら山田選手の体はいつもバキバキだなと。ボディコンテストでは絶対負けているんで、試合では僕がボコボコにしたいと思います」とフルボッコ宣言。

 それを受けて山田は「川上選手の体を見た感じでは、ボディコンテストでは勝ったなと。でも、明日は体で戦うスポーツではないので、しっかりSBで川上選手を倒したいと思います」と余裕のコメント。

 3度目の決戦を前に、どういう勝ち方をしたいかとの問いには、山田は「2回とも1勝1敗で判定決着なので、KO決着のみですね。そして、ベストアート賞を取れるような試合内容で勝ちたいなと思っています」と、ベルト防衛だけでなく、今大会から魂が増えるような最高試合(ベストバウト)をした選手には“ベストアート賞”としてSB協会から贈呈される100万円を意識しているという。

 対する川上は「過去2回とも正直、見ている人には分かりづらいような接戦をしてると思うんで、今回はしっかりはっきり分かるように僕が勝とうかなと思います。メインらしく、しっかりとお客さんに伝わるような試合をしたい」と完全決着を予告した。

 また、11月24日に開催されるSB創設40周年記念大会でS-cup世界フェザー級トーナメントが行われることも決定しており、その出場権を懸けた戦いともいえる一戦(57.5kg契約)となるSB日本フェザー級2位・魁斗(立志會館)は57.4kg、アンゲロス・ヤクミス(ギリシャ)は57.5kgジャストで計量をパスした。

 魁斗は「計量をクリアしてホッとしています。ヤクミス選手はギリシャという遠いところから来てもらっているので、リスペクトを持ってしっかり倒したいなと思います」と意気込みを語る。

 対するヤクミスは「明日、戦うことが待ち遠しくてたまらない。対戦相手を見たところ、とても良い若い選手だと思うが、ギリシャの選手の強さを見せてやりたい」とニヤリ。

 今回、日本初ファイトとなり、どういうファイターかと聞かれると「K-1スタイルだが、4年間ほどムエタイの練習もしてきた。あと、今まであまり公にはしていないが、グレコローマンスタイルのレスリングの練習もしてきた。SBのルールをは面白いと思うので、色々なことを踏まえて全てのことを準備してきました。明日はどのような戦いをするかを見ていてほしい」とSBルールに順応した戦いを見せたいという。

 それを受けて魁斗は「僕は打撃も自信あるし、投げに関しては柔道の元オリンピック強化選手の人に教えてもらっているので、組みでも打撃でも何も問題ないかなと思っています」とどの局面でも問題ないとした。

 第10試合の65.0kg契約、ヒジありのオープンフィンガーグローブマッチで対戦するSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)は65.0kg、ジャック・ラーチャーノン(タイ)は64.25kgで計量をクリアー。

 両者は昨年12月の『GROUND ZERO』で対戦(前回、ジャックのリングネームはジャック・ジャックムエタイ)し、延長戦の末にジャックが判定負勝ちした。

 笠原は「僕のリベンジ戦を気持ちよく受けてくださってありがとうございます。ジャック選手は12月に戦った時と同じ強い目をしてました。勝ちに来てるという目をしてましたが、僕は昨年12月以上の仕上がりとすごい感覚が戻ってきていて、12月とは全く違う姿をお見せできると思います」と自信満々。

 対するジャックは「今回の戦いは前回以上の戦いをしなければいけないと考えています。なぜかというと、対戦相手の笠原選手は前回の反省をもって、練習を重ねてきていると思うので、私も前回以上の試合をしないと勝てないと思っています。前回よりも体の仕上がりが良かったので、明日は全力で戦います」と全く油断はないという。

 前回対戦して笠原との差はどのくらい感じたかと聞かれたジャックは「前回は3Rしっかり自分の戦いをして全部出すということを意識してやっていました。今回の試合も、勝ちを意識せずに3Rしっかりと戦いをすることに集中したいと思います」とフルラウンド使って戦うというと、笠原は「僕もフルラウンド戦うことも想定してますし、この間は早期決着しようと思ってちょっと焦った部分がありました。その分、力が入って思い通りの動きができなかったので、どこかで倒すチャンスあったらそこを見逃さずに行きます」と落ち着いて倒しにいくという。

 以前の記者会見で笠原から「ヒジで斬ってミンチにする」との発言をどう思うかと聞かれると、ジャックは「ヒジに関してはムエタイの基本なので、私もしっかり身に付けていますし、しっかりと対抗してヒジでもやり合いたいと思います」とヒジでの打ち合いは臨むところ。また、SBルールに関しての対策については「私はムエタイの技術を使って戦うのがメインになると思います。SBには、ムエタイにはないルールがあるということもあらかじめ知っていますので、その辺はリング上で対応していきたいと思っています」とムエタイの技術で対抗したいとした。

▼第9試合 55.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級1位)=54.95kg
「明日はSBを体現できるような試合をしたいなと思っています。
(計量で見た相手の印象)想像していたよりも身長が同じくらいだったな、という感じでした。
(佐野のシュートポイントを取りたいという発言を受けて)SBの大会で投げるという意気込みを言ってくれていることがありがたくて、僕もシュートボクサーとして負けないようにSBを体現できたらなと思います。
(佐野の柔道特訓を受けて)佐野選手はムエタイファイターだと思っていたので、言ってくれて安心というか、良かったなと。投げを狙ってくるということなので、逆にバックドロップをやろうかなと思っています」

佐野佑馬(創心會/初代WKBA日本バンタム級王者、第5代WMC JAPANスーパーバンタム級王者)=54.7kg
「この度はシュートボクシングに初参加なんですけど、投げる練習とかもしてきたので、シュートポイントを取れるように頑張りたいと思います。今回、1週間前に娘が入院しちゃってICUに入って、練習とかに集中できなかったんですけど、明日退院できるというのを今日聞きました。明日、試合で勝って娘を抱っこしたいと思います。
(計量で見た相手の印象)想像したよりちょっと身長が高かったな、というのが第一印象でした。
(どういう試合になるか)明日は面白い試合になると思います。技術も2人ともあると思います。それにプラス、ヒジありで受けてくれたので、ヒジでも切ったり切られたりする戦いになるのかなと。明日は面白い試合にして盛り上げたいと思います。
(投げの練習はどこで?)中学校の頃に柔道をやっていて、SB参戦が決まって、中学校の恩師に連絡を取ったら、ぜひ来ていいよと言われたので、グローブを付けながら練習もしてきたので自信はあります。
(柔道時代の得意技は?)払い腰や背負い投げは得意でした」

▼第8試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級4位)=70.0kg
竜也(CRISS-CROSS/SB日本ウェルター級1位)=69.6kg

▼第7試合 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
植山征紀(ONE LIFE)=57.5kg
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級4位)=57.35kg

▼第6試合 65.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
樋沼朝光(RIKI GYM)=64.75kg
伊藤要(シーザージム新小岩)=63.7kg

▼第5試合 56.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
野村勇人(GONG-GYM坂戸)=55.9kg
カン・ドンヒョン(韓国)=55.7kg

▼第4試合 51.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
小林大樹(龍生塾/SB日本バンタム級2位)=50.9kg
片山魁(TEAM FOREST)=50.85kg

▼第3試合 44.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
風羽(龍生塾ファントム道場/SB日本女子アトム級1位)=43.45kg
Uver∞miyU(T-KIXGYM/ミネルヴァペーパー級4位)=44.0kg

▼第2試合 62.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
長谷川平蔵(シーザージム/SB日本ライト級5位)=61.9kg
久留拓磨(ZERO ONE GYM/アマチュアSB 2024-65kg全日本王者)=61.6kg

▼第1試合 66.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
有馬伶弍(龍生塾)=65.8kg
庄司啓馬(TEAM TEPPEN/M-1日本ライト級王者)=66.0kg

▼オープニングファイト 55.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
根木哲也(TEAM FOREST)=54.25kg
アン・ジョンホ(韓国)=54.25kg


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