シュートボクシング
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4.12 Road to S-cup開戦!彪太朗vs川上がベルトをかけた決着戦、魁斗は海外強豪と激突

4月12日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.2』に向けた[特別コラム]を公開いたします。

2月の後楽園ホール大会からスタートしたシュートボクシング(SB)の団体創立40周年イヤー。その記念大会が11月24日(月・祝)国立代々木競技場第二体育館で決まり、この大会ではSBルールによる世界トーナメント「S-cup」(エス・カップ)、ルール・団体の枠を超えたマッチメイクが実現する「GROUND ZERO」(グラウンド・ゼロ)が同時開催されることとなった。SBが誇る2大ブランドが同じ大会内で行われるのは、SB40年の歴史の中でも今回が初めて。ここからはすべての試合・大会が40周年記念大会に向けて進んでいくことになる。

そして7年ぶりの開催となるS-cupはフェザー級で行われることも決まった。フェザー級は王者・山田彪太朗を筆頭に、前王者の川上叶、その川上とタイトルを争ったこともある魁斗が上位ランカーとして名を連ね、昨年からは山田虎矢太がスーパーバンタム級から階級転向するなど、今SBで最も盛り上がっている階級と言っても過言ではない。しかもフェザー級は他団体にも強豪選手が多く、SBの協力団体からの参戦も計画されており、格闘技界注目のトーナメントになることは間違いない。

そんなS-cupに向けて今大会ではフェザー級で3試合が組まれた。

最大の注目は山田彪太朗VS川上叶のSB日本フェザー級タイトルマッチだ。彪太朗は2023年・2024年を無敗で終え、今年2月のシリーズ開幕戦では初のメインイベンターも務め、元ONEファイターのルエル・カタランからTKO勝利を収めるなど、目下8連勝と絶好調だ。

対する川上はSBだけでなく他団体のトップ選手たちとも鎬を削り、彪太朗がメインイベントを務めた2月大会では彪太朗の弟・虎矢太から2度のダウンを奪って完勝。試合後に彪太朗との対戦をアピールし、今大会での王座挑戦が決まった。

彪太朗と川上は過去に2度対戦していて1勝1敗のライバル。2度目の対戦(2023年4月)では川上が保持していた王座に彪太朗が挑戦する形で、彪太朗が勝利して新王座に就いており、今回はベルトをかけた決着戦でもある。

そして彪太朗と川上と並ぶフェザー級トップ3の一角・魁斗が今大会で約8カ月ぶりに復帰。ONE Friday Fightsをはじめタイを主戦場とするアンゲロス・ヤクミスと対戦する。魁斗にとってはS-cupに向けて存在感を示したい一戦だが、ヤクミスはOFGでの試合経験も豊富で超攻撃的なファイスタイルを持つ危険な相手。ここでヤクミスが勝利するようなことになれば、一気にフェザー級の台風の目になることは間違いない。タイトルマッチにひけをとらない注目の国際戦だ。

そして元SB日本スーパーバンタム級王者の植山征紀も長期欠場を経て今年から戦線復帰。S-cup出場を目指してフェザー級に照準を合わせ、同じくS-cup出場を目指す土井涼雅と対戦する。

もちろん11.24代々木に向けた戦いはフェザー級だけではない。SB日本ライト級王者の笠原弘希は昨年12月のGROUND ZEROで敗れているムエタイの強豪ジャック・ラーチャーノンと因縁の再戦を迎える。4カ月という短期間でのリマッチは弘希にとって厳しい戦いだが、SBの歴代エ―スたちはこういった試練を乗り越えてきた。弘希にとっては自分がその器に相応しいかどうかかが試される戦いだ。

また笠原兄弟の三男・笠原直希と他団体王者の佐野佑馬の一戦をはじめ、風間大輝vs竜也のスーパーウェルター級(70kg)日本人対決など、様々なキャリアと個性を持ったファイターたちが後楽園のリングで激突する。

S-cupに向けて彪太朗VS川上の勝者を中心にどんなドラマが生まれるか。そして40周年記念大会に向けて誰がメインストリームに踊り出すのか。まさに“Road to S-cup”、”Road to 40周年記念大会”の戦いの火ぶたが切って落とされる。


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