【ONE FF】5.23 海人が計量クリアー「終始圧倒して1Rから倒しに行く」

2025年5月23日(金)タイ・ルンピニースタジアムで開催される『ONE FridayFights 109』(U-NEXT配信)の前日計量が22日(木)同所にて行われた。
第3試合のフェザー級キックボクシングに出場するSB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)は153.6lbs(69.67kg)でハイドレーションは1.0237でパスし、あとは試合のゴングを待つのみとなった(対戦相手のモハメド・シアサラニは70.3kgでクリアー)。
計量を終えた海人は「計量自体は全然問題なかったのですが、計量2日前のハイドレーションテストが最初ダメで。でも、その時点で体重はクリアしていて。元々、僕は通常体重で減量はほとんどなく、水抜きとかも全然せずに行けるのですが、(ハイドレーションは)なんかダメで。武尊さんが相談に乗ってくれて、アドバイスしてくれました。それで本計量の時は問題なく、無事にいけた感じでした」と一安心した様子。

昨年12月のゲリック・ビレット戦以降、5カ月間、試合から遠ざかっており、「試合間隔がこれだけ空いたのが初めてなので、どんな感じなのかは、逆に自分自身でも楽しみな部分でもあります。動き的にも意識的にも練習の感じでは確実に12月よりは強くなっている実感はあるし、トレーナー含めて練習してもらってる人たちにも同じ事を言ってもらえています」と試合間隔が空いて練習してきたことでさらに進化に自信を見せる。
シアサラニは2023年からONEに参戦し、第3代GLORY世界ライト級(70kg)王者でもあるシッティチャイ・シッソンピーノンやモハメド・ブタザにも勝利している強豪。4月の前戦では野杁正明からダウンを奪って判定勝ちしているリウ・メンヤンを判定で下しており、「しっかりキックルールにもムエタイルールにも適用している。オーソドックスでもサウスポーでも戦える上手い選手」と警戒するが、「ONEに出場して勝っている選手を相手に、自分がどこまで圧倒して倒すかというのを見せたいし、寧ろ、見せないといけないと思っています。終始圧倒して1Rから倒しに行こうと思っています」と早期決着を予告する。

なお、今回はSBで着用しているロングスパッツがONEでは使用できないことからキックパンツを着用しての試合となり、「練習でも履かないので、自分がどんな姿になるか、ちょっとそこだけは不安かもしれないです。似合えへんのやろうなと。見慣れなくて変なので、ちょっとその辺は見てくれてる人たちにスルーして欲しいです」と苦笑い。
試合に向けては「本当は3月に試合をする予定だったものが5月まで伸びて、良い意味で成長できる期間だったと思います。その3月に見せられなかった分、2カ月間でレベルアップできた部分があるので、その辺を見せたい。本当に強くなってると思うので、強さの部分に対し楽しみにしていただけたら嬉しいです。そこはしっかり見せれる自信もあるし、必ず見せます」と力強く意気込みを語っている。