シュートボクシング
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6.22 都木航佑「やはりレベルの差があったねと分からせてやりたい」

 2025年6月22日(日)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.3』の第8試合でSB日本ウェルター級1位・竜也(CRISS-CROSS)と対戦する都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)。前回4月大会で念願のSB日本スーパーウェルター級チャンピオンに輝き、今回は王者初戦となるが、不満を抱いていたという。都木が今後目指しているところとは!?

――試合の方が近づいてますが、次の試合に向けてはどういったところを重点的にやっていますか。

都木 70kgのチャンピオンとして、お客さんに認めてもらえるような試合を意識して、倒し切る練習をしています。

――倒し切るためにどういったことをやっているんですか。

都木 苦手なパンチでもしっかりゲームを組み立てられるよう、自分の理想に体が追いつくように練習している感じですね。

――前回4月大会で念願のSB日本スーパーウェルター級チャンピオンに輝き、ご自身の中で変わったことはありますか。

都木 応援してくれる方たちの反応がすごくいいんですけど、自分としては別にチャンピオンという特別な意識はなく、上には海人選手がいるので、自分が日本一だとは全然思っていなく、いつまでも挑戦者のつもりでいます。

――前回のタイトルマッチは接戦でしたが、判定を待つ瞬間はご自身的に勝った手応えはありましたか?

都木 自分的にも接戦だったとは思うんですけど、賛否両論ある内容で勝ちに徹しようとしすぎちゃったかなと。それでああいう難しい展開になったかなと思います。

――ご自身的に勝敗を分けたのはどういったところだと思いますか。

都木 勝ちたいという気持ちと、自分の距離で戦い続けられたこと、あとは応援団のおかげだと思います。

――特に危ない場面はなかったですか。

都木 そうですね。危ない場面は特になく、パンチでちょっと揺れたこともなかったのですが、今のラウンドだとポイントはどっちに付いたんだろうと考えたことはありましたね。

――RYOTARO選手とは2度目の対戦でしたが、前回と比べて変わったことはありました?

都木 1回目の時はRYOTARO選手は自分のことを舐めてかかってきたと思うので、自分の作戦勝ちで上回っていたのですが、2回目となるとベルトも懸かっていたので、自分のことをちゃんと研究してきたなとは感じましたね。

――今後、3度目の対戦はありそうですか?

都木 僕的には3度目はいいかなと(苦笑)。3度目はあってもいいのですが、来年とか短いスパンで戦うのは避けたいですね。

――2023年9月にSBに参戦して以降、7戦無敗でチャンピオンになれた秘訣は何でしょう。

都木 今までは相手の研究を一度もしたことはなく、SBに参戦してからは対戦相手の研究をするようになったことかもしれません。研究、対策をして、自分が相手に勝っているところ、負けているところを分析したりと、頭を使うようになりました。あとは、私生活の面から、勝ちに向いた生活を意識していることだと思います。いつでも試合ができるような条件を常に整えておいたりと、トップに行くならやるべきことをしっかりやるようになったこともそうですね。

――普段から節制したりと、気を付けているんですか?

都木 やっぱり気をつけてますね。減量幅もほぼないぐらいなので、常に気を付けています。暴飲暴食はするのですが、チートデーと決めた日しか食べないですし、次の日からはしっかり抑えています。自分はこういうことをやるのが普通だと思っていたのですが、周りからはバカ真面目だと(苦笑)。5歳の頃から武道に接していて、自分でも少しぐらいは羽目を外してもいいかなと思うんですけど、やり方が分からないというか。そういうのを少しでも崩していくことも今後の目標ではあります。

――今後、チャンピオンとしてSBの70kg戦線をどう盛り上げていきたいですか。

都木 自分も世界を獲ることを夢見ているファイターの1人です。国内であれば、『海人選手とやれば勝負論あるね』と言われるぐらい、他の選手と対戦して圧倒的な強さを身に付けていきたいですね。海人選手がRISE、KNOCK OUTと各団体のベルトを持っていることで、なかなかタイトルは狙えないかと思うんですけど、自分としては他団体のランキング1位の選手を相手に、強さを証明していきたいですね。そこで勝っていけば、自ずと海人選手との対戦案が出てくることになるかと。

――そういう中でチャンピオンとしての初戦の相手が決まりました。竜也選手に関してはどういった印象がありますか。

都木 一発があって、みんなが分かりやすく盛り上がる試合ができる選手だというイメージがあります。

――やはり一発があるだけに、そこは警戒ポイントになりますか?

都木 警戒しているポイントではありますが、見えないような攻撃でもないですし、ただリズムがちょっと違うぐらいですね。その一発でひっくり返る競技なので、そういうところを警戒しているぐらいです。

――その一発をもらわない自信はありますか?

都木 そうですね。そういうのをもらわない距離感で戦うことに徹すれば、まずもらうことはないと思いますが、徹し過ぎた戦いをしても盛り上がらないので、盛り上がるシーンを作りながら戦えればいいなと思います。前回、風間選手は竜也選手と激しい戦いをして勝ったことで、ベストアート賞に選ばれて100万円をゲットしていましたが、今回、竜也選手は僕の引き立て役になってもらって、僕が100万円を取りたいと思います。

――竜也選手にもインタビューしたところ、現チャンピオンに勝ってダイレクトリマッチでベルトを懸けてもらってタイトルマッチをやりたいとのことでした。

都木 僕に勝つことができたらそうしてもいいのですが、竜也選手はスーパーウェルター級のランキングにも入っていなく、70kgでいい試合をしてるのは分かるのですが、僕のチャンピオン初戦で用意された相手が、RYOTARO選手と風間選手にも負けている竜也選手かと……。話が来た瞬間から1週間ぐらいめちゃくちゃモチベーションが下がって、大変だったんです。自分の中ではかなり強い相手が用意されると期待していた部分もあり、それが今の自分の評価と期待値なのかとガッカリしたんです。でも今はしっかり見返してやるという気持ちになったので、ダイレクトリマッチにはならないと思います。今回しっかり勝って、自分の中では70kgの日本人シュートボクサーとの対戦はラスト、6月22日は世界に向けて、SBのさらに上のステージに行くための最終試合だと捉えています。

――圧倒的な差を見せる試合にもなりそうですか。

都木 そうですね。勝負論があると思われているから組まれていると思いますが、やはりレベルの差があったねと分からせてやりたいと思います。そろそろ都木は強いなと見せつける試合内容にします。油断せずにしっかり勝って次に進みますよ。

▼第8試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
vs
竜也(CRISS-CROSS/SB日本ウェルター級1位)


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