6.22 海人が計量クリアー!「この1カ月で自分を強くしてきた」

2025年6月22日(日)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.3』の前日計量が21日(土)都内にて行われた。
メインイベント(第10試合)70.0kg契約で対戦するSB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)は69.45kg、GLORY世界ライト級1位のエンリコ・ケール(ドイツ)は69.20kgで計量をパスし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

5月23日、タイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE FridayFights 109』で強豪モハメド・シアサラニ(イラン)に惜敗し、短いスパンで再起戦を迎える海人は「前回の負けもあるし、この1カ月で自分を強くしてきたという自信もあります。その自信を明日結果として出したいし、出さなあかんと思います」と気合い十分。

相手の印象については「圧をかけてきて手数の多いファイター。トップの選手にも勝ってきているし、どの舞台でも活躍してきている選手」と警戒するも、「ここで勝たないと次はベスタティへのリベンジなんて言えません。勝ち方もしっかり圧倒して倒して勝たないとベスタティ自身も認めたくないやろうし、リベンジに相応しい人間で挑みたい」とケールに完勝してベスタティへのリベンジ戦につなげたいと意気込んだ。

対するケールは「初来日になりますけれども、気分はとても良く、体調も良く、日本という国を感じています」と笑顔。
海人については「非常にテクニック的にも高く、強い選手」と高評価。海人がベスタティへのリベンジに向けてGLORYのランカー勢に全勝していることについて聞かれると「海人選手は世界中の選手と戦って勝っているのも知っていますが、ナンバーワンは自分です」と特に気にしてない様子。

ケールは昨年3月のベスタティ戦以降、1年ぶりの試合となるが「怪我をしてちょっとブランクが空いてしまったのですが、その分、十分にトレーニングを積んできました。明日はその結果を十分に出せるように戦いたい」とブラン明けのは問題ないとする。

1カ月前に海人がONEで惜敗したことを聞かれると「海人がどのような試合をして、どのような成績を出したかはあまり気にしていません」という。明日の試合に向けては「世界中のファンを魅了するような最高レベルの試合を見せたい。自分のニックネームは“ハリケーン”。ドイツからのハリケーンを日本で吹き上げさせたい」とSBに旋風を巻き起こしたいとした。

▼セミファイナル(第9試合) 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム)=57.50kg
「まず計量も無事終わって体もいい感じに仕上がったので、明日はS-cupに向けて、そして再起戦ということで、しっかりと明日の大会の中でも一番盛り上がる熱い試合をします。
(対戦相手の印象)パンチも蹴りもスピードもテクニックも本当にオールラウンダーで、全てが揃っている選手だと思います。
(11月のS-cupに向けて試合ではどういうアピールをして勝ちたいか)やっぱり小さい頃から憧れていた舞台なので、何が何でもこの切符を掴み取りたいですし、今回、フェザー級の試合が揃ってますけど、僕が一番強いというところをお見せできるような試合をして、見てる人、シュートボクシング協会の皆さんも山田虎矢太が出ないとS-cupが盛り上がらないと思われるような戦いを見せたいと思っています。
(今回の試合の勝利の鍵)勝ちへの執念です。あとは、しっかりと勝つためにやってきた練習が試合に出せれば勝てるかなと思います」
魁斗(立志會館)=57.45kg
「僕らの1つ前にフェザー級の試合が組まれているので、そこと比較されると思うので、しっかりその試合よりもいい試合をして勝ちたいと思います。
(対戦相手の印象)一発のある選手かな、という印象です。
(11月のS-cupに向けて試合ではどういうアピールをして勝ちたいか)フェザー級で僕はずっとやってきて、僕はプライドを持ってやっているので、フェザー級では僕の方が強いよ、としっかり見せつけて、S-cupに出るのもふさわしいなと思ってもらえるような試合をしたいと思います。
(今回の試合の勝利の鍵)対戦相手どうこうというよりも、自分の持っている実力をしっかり出せば勝てる相手だと思っているので、しっかり自分の持ち味、自分の強さをしっかり出していくというのが鍵になると思います」

▼第8試合 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
植山征紀(ONE LIFE/SB日本フェザー級4位)=57.65kg→57.5kg
「(※再計量前に参加)本計量をクリアできず、関係者はじめ、相手の牧野選手すみません。あと50gなのですみません。ホテルで体重計に乗った時はピッタリで、本計量をオーバーしてビックリしてるんですけど、さっき測ったらあと50gやったので問題なく落とせると思います。牧野選手は他団体のいい選手なんで、バチバチの盛り上がる試合になると思います。
(対戦相手の印象)DEEP☆KICKのフェザーキングチャンピオンで、若くて勢いのあるアグレッシブなバチバチのファイターで、僕と噛み合うと思うので、明日は面白い試合になると思います。僕が最後にKOで倒します。
(11月のS-cupに向けて試合ではどういうアピールをして勝ちたいか)勝つのを前提として、しっかり他のフェザー級の選手と違ってしっかりインパクトを残して勝つことが大事だと思います。あと、僕が復帰してフェザー級に転向して、そしてシュートボクシングが40周年ということで、フェザー級の世界トーナメントが開かれるので、僕のためのトーナメントになるんじゃないかなと思うので、しっかり一戦一戦インパクト越して結果を残していきます。
(今回の試合の勝利の鍵)僕は特にないと思っていて、トータル的に圧倒して僕がどういうふうに倒すかが今回の僕のテーマです」
牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)=57.30kg
「シュートボクシングという歴史のある団体に出させてもらうことをすごく光栄に思います。ありがとうございます。期待されているのは倒して会場を盛り上げるということだと思うので、期待通りしっかりぶっ倒していきます。
(対戦相手の印象)トータルなんでもできるような選手かな、とずっと思ってます。RISEでも見た時に、打ち合いもしてたので打ち合いでも強いし、投げも前回の大会でしていたので、投げる場面もすごく強い。本当にトータル強い人だと思ってます。
(11月のS-cupに向けて試合ではどういうアピールをして勝ちたいか)倒して出れますか? そこに意識はしなくて、RISEから殴り込みに来たような感覚なんで、今後のS-cupのことを考えてるというよりかは、この1試合でどうやって倒すかが僕の中で変わってくると思うので、そこしか見てないです。
(今回の試合の勝利の鍵)自分の気持ちとセコンドの(原口)健飛さんの声かなと思っています」

▼第7試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)=69.85kg
「明日はしっかり変なこだわりというよりかは、自分をしっかり表現して倒して勝ちたいと思います。
(対戦相手の印象)思いきりがあって、初めて見た時から思っていたんですけど、めちゃくちゃマッチョだなという印象です。
(竜也のタイトル挑戦のアピールを受けて)そうなっちゃうと、自分が今までやってきた選手たちにメンツが立たないので、そうならないようにしっかり勝ちたいと思います。
(ベストアート賞は意識してるか)自分はもらえたら嬉しいなという感じで、自分の試合をしていただければいいなという感じです。
(王者初戦としてどんな試合を最低限やらないといけないか)自分としてはそこまで王者初戦という意識があまりなくて、逆にここが試練かなという感じです。相手はいろいろ対策とかはしてきていると思うんですけど、そこもどう対策してきているかというのも自分では大体わかりますし、そういうところも含めて自分をしっかり表現して圧倒的に倒そうと思います」
竜也(CRISS-CROSS)=69.65kg
「2連敗中なんですけど、こういう王者と戦えるチャンスをいただいたシュートボクシング関係者の皆さん、本当にありがとうございます。相手が王者ということで、僕が勝つという人が少ないとは思うんですけど、それを全てひっくり返そうと思っているので、楽しみにしていてください。
(対戦相手の印象)投げも打撃も全てできて強い選手なんですけど、それを上回れるような練習や対策をしてきたので勝ちます。
(王者に勝てばタイトルマッチに一気に近づくことについて)スーパーウェルター級とウェルター級の両方を狙っているので、意識しています。
(ベストアート賞は意識してるか)狙ってはいないんですけど、打つ・投げる・蹴るを全て出して勝てば自ずとついてくるかなと思います。
(勝つためのポイント)全部できないといけないんですけど、試合中、熱くなってぶっ倒そうという気持ちが冷静な気持ちより超えてしまうので、そこを冷静に戦えるようになれば勝てるかな、と思います」

▼第6試合 70.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
RYOTARO(龍生塾)=70.0kg
「計量が終わって、まずはホットをしています。相手もなんか調子が良さそうなんで、明日は楽しみにしています。
(対戦相手の印象)よう喋るプロレスラーやなと。
(OFGの手応え)1年前もちょうどやって、練習もちょこちょこやっていたので問題はないかなと思ってます。
(ベストアート賞は意識してるか)僕も意識してるんですけど、一方的な試合になると思うので、次の試合に期待したいと思います。
(どんな印象を残したいか)もちろん投げとか、首相撲、関節技とかの対策はしてきたんですけど、そういうのも含めて、気にせず、パンチで仕留めれたらいいかなと思ってます」
高橋幸光(飯伏プロレス研究所)=69.95kg
「ちょっと計量ギリギリで何とか間に合いました。SBは3回目の参戦なので印象ある試合をします。
(対戦相手の印象)自分は今プロレスラーで、結構年上のごっついやつとばっかりやってるんですけど、久しぶりに会見に出ている3人とも若いし、清々しく気合が入っている感じがして、自分も若返った気がしますね。対戦相手のインタビューを見たんですけど、ちょいちょい生意気なこと言ってるなと思うんですけど、でもリスペクトしてますと書いてあったので、真面目でいい子な印象があります。
(OFGでの試合経験は?)最近もやってますね。練習もちょこちょこやっていたので問題ないと思います。
(ベストアート賞は意識してるか)意識してます。
(どんな印象を残したいか)過去に2回SBに出た時、健太選手を一本背負いしてシュートポイントをちゃんと取ってますし、2回目では海人選手の腕関節を取り掛けたんですよね。今回はプロレスラーとして完全に入るので、今回も狙いにはいくけど、どうなるかわからないですね」

▼第5試合 55.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
笠原直希(シーザージム)=55.5kg
オートー・ノーナクシン(タイ)=55.35kg

▼第4試合 66.0kg契約 エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
村田聖明(シーザージム)=65.95kg
恵真(リバーサルジム立川ALPHA)=65.35kg

▼第3試合 65.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
樋沼朝光(RIKI GYM)=64.95kg
奥田啓介(ANIMAL☆PLANET/BLUE DOG GYM)=64.65kg

▼第2試合 51.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
片山魁(TEAM FOREST)=50.85kg
コウシ・ノーナクシン(ウォーワンチャイプロモーション)=50.70kg
▼第1試合 66.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
野口貴大(シーザージム新小岩)=64.8kg
庄司啓馬(TEAM TEPPEN)=65.85kg
▼オープニングファイト 55.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
鈴木颯(TEAM FOREST)=54.55kg
山口隆弥(AFC)=52.10kg