シュートボクシング
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11.8 イモト「竜也選手は倒しやすいやつとやっていたのかな。修羅場を潜ってきた数がそもそも違う」

 2026年11月8日(日)愛知・刈谷市産業振興センター あいおいホールで開催される、愛知県初のナンバーシリーズ『SHOOT BOXING 2026 act.6 in AICHI』のSB日本ウェルター級(67.5kg)ランキング戦で竜也(CRISS-CROSS)と対戦するSB日本ウェルター級3位のイモト・ボルケーノ(FIGHT SCIENCE)。前回8月大会では高橋幸光との激闘の末に敗れ、早くも再起のチャンスが巡ってきた。ここで勝てば、現在空位のSB日本ウェルター級タイトルを懸けて高橋との再戦の可能性もあるだけに、イモトは燃えている。

――再起戦が決まって心境はいかがでしょうか。

イモト 2年半ぶりぐらいに地元で試合ができるので、めちゃくちゃ気合いが入ってます。地元で応援してくださっているファン、知り合い、スポンサーの方々が会場まで観に来てくれますし、自分の中でもすごくいいモチベーションになっています。

――前回8月大会では高橋幸光選手と対戦し、惜しくも負けてしまいました。今振り返るとどういった試合になりましたか。

イモト 「やっちまったな……」というくらいで。現在空位のSB日本ウェルター級王座決定戦に彼は進んでいるので、僕が次の試合で勝てばそこでやり返せるということでもモチベーションは上がっています。

――ご自身としては、敗因はどこにあると考えていますか。

イモト 一瞬気を抜いたところにパンチをもらってダウンを取られたことが勝敗を分けたので、二度とそんなことはないように気を引き締めてやろうと思いました。怪我も特になかったので、次の日にでも試合がしたかったぐらいです。すぐに気持ちを切り替えて練習を再開しました。

――落ち込んでいる時間はなかったと。実際、高橋選手と戦って、試合前と後で印象が違った部分はありましたか。

イモト 特にないですね。キャリアを長く積んできている分、上手に戦う人だなと思ったくらいで、やっぱり序盤、中盤、終盤と隙がなかったです。

――今回対戦する竜也選手にはどういう印象がありますか。

イモト 序盤、中盤、終盤と隙がない固い選手かなと思っています。

――いつかやるのでは、と意識していた選手でした?

イモト もともと階級が違ったので特に意識はしていなかったですね。ただ地元の愛知大会によく出ていて、見かける人だったので知っている選手でした。

――竜也選手は8勝のうち7つがKOと、KO率の高い選手ですけど、どう評価していますか。

イモト 倒しやすいやつとやっていたのかなと思うぐらいで、自分の方が修羅場を潜ってきた数がそもそも違うのでそんなに気にはしていないですね。試合が決まってからはいろんな試合を見させてもらいましたけど、弱点はたくさんあるかなと思うので、試合当日に嫌なところをずっと突いたろうかなとは思っています。

――竜也選手は短期決着が多いですが、試合展開としてはフルラウンド戦うことも考えていますか。

イモト どういうシチュエーションになってもいいようには考えています。ただ、KOボーナスが出ると聞いたので、フルラウンドやるかどうかは試合中にやりながら考えます。

――そして、ここで勝って高橋選手へのリベンジとベルトを懸けて王座決定戦に臨むと。

イモト しっかりとあのプロレスラーをとっちめるまでやってやろうかなと思います。

――前回は、「次やれば勝てる」という手応えもあったわけですか。

イモト そうですね。彼にはこういう技がハマるなと試合中に思いましたし、多分彼なりに僕を見て分析できた部分もあるだろうけど、それ以上にこっちはしっかり上回ってやろうかなと思っています。そして、前回と同じヒジありオープンフィンガーグローブマッチで受けてもらえると嬉しいですね。「オープンフィンガーグローブのヒジあり」の試合をお願いすると、いろんな選手から逃げられているので嫌なルールなんだろうなと思うんですけど、一番楽しいルールでもあるんでぜひ皆さん受けてもらえたら嬉しいんですけどね。今回の竜也選手にもそれでお願いしたんですけど、いずれもダメで……。「じゃあ僕は何で攻撃したらいいんだ!?」って感じなんですけど(笑)。

――山田虎矢太選手も言われていましたけど、オープンフィンガーグローブは薄いからパンチ力がある選手は拳を痛める可能性があってやりたくはないと。竜也選手もパンチ力があるだけに、そういう理由かと思われます。

イモト なるほど。ポンポン(=通常のグローブ)を付けて試合することになったんですけど、「強いやつはどんなルールでも強い」というのを証明するのがシュートボクサーなので、今回そこも僕が体現して、次期ウェルター級チャンピオンになろうかなと思います。

――ご自身にとっては、オープンフィンガーグローブではなくヒジも使えないという条件は、ムエタイ選手がヒジ・ヒザを使えないキックルールで試合をする感覚と似ていますか。

イモト 僕の試合を見てもらえば分かるんですけど、ヒジをほぼ使わないんですよね(苦笑)。危ないことが好きなだけで、使える場面が来たら使うというだけなんです。やっぱり選択肢が多いルールの方がやっていて楽しいので、そういうルールを要望していますけど、それを受けてくれない選手は王者の器じゃないんだろうなとは思います。

――今回はヒジは使えませんが、普段の練習では変わらずヒジ打ちの練習もしているんですか。

イモト 練習内容を大きく変えることはないのでヒジ打ちもしてますし、MMAの練習もしてます。SBの試合だからといって、打撃の練習しかしないということはないですね。

――ここで勝って来年の展開がどうなるのか楽しみですね。

イモト 来年早々にでもタイトルマッチに辿り着いてベルトを獲ります。2階級制覇してからがスタートだと思っているので、そこは必ず獲りたいなと。ウェルター級の新チャンピオンになったら、面白い展開も考えてはいるのでどんどんアピールしていこうとも思います。

――ウェルター級では今回で2戦目になりますが、階級的には自分に合っている感じですか。

イモト 連戦ができるというのは大きいかなと思います。スーパーライト級の時は減量がきつく、今でも65kgまで全然落ちるんですけど、減量や準備期間が長くなるので、急なオファーが来ても受けられないことがあります。でも、ウェルター級となると試合オファーがポンポン来ても受けられますし。

――ご自身としては、どんどん試合をこなしていきたいタイプですか。

イモト 怪我がなければどんどんやっていきたいので、来年は全部のシリーズ戦と大きい大会があれば、そこも出たいとは思いますね。あと愛知県内でも、DEEPの名古屋大会などMMAの試合にも積極的に出たいと思います。常に試合を控えている状況に置かれていた方が幸せだなと思いますし。

――戦っている時が一番幸せに感じますか。

イモト 練習もそうですけど、格闘技をやっている時以外の時間はなんか集中できないというか、格闘技をやっている時だけ脳みそが一個になっている感覚があるので、格闘技をやっている時が一番幸せな時間ですね。

――それはプロデビューした時からそういう感覚なんですか。

イモト 昔から親には「注意力がない。意識が散漫だ」と言われていたんですけど、格闘技だけはそうならずにずっと集中してやれるので、僕は格闘技をやるべくして生まれたんだろうなと思いながら最近は過ごしています。なので、一試合に懸ける想いも他の選手とは違うものがありますし、特にSBは僕を育ててくれた団体なので、そこでしっかり2階級を制覇して、自分がいろんなところで戦って勝っていくことでSBへの恩返しになるかなと思っています。


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