2.21 後楽園大会に向け宍戸、坂本が公開練習 「世界タイトルに名乗りをあげたい」（宍戸）

2月18日、シーザージムにて、2.21後楽園ホール大会に向けた公開練習が行なわれた。この公開練習に登場したのは東洋太平洋ウェルター級王者の宍戸大樹と日本スーパーウェルター級王者の坂本優起。宍戸はメインでザカリア・ゾウガリー、坂本はセミで長島☆自演乙☆雄一郎と対戦する。

　
両者はそれぞれ、シャドーボクシングとミット打ちを披露。坂本はパワフルなパンチ、宍戸はバックキックなどの回転技が目立った。練習後、取材陣の囲み取材に答えた両者。坂本は知名度の高い長島との対戦に「いつもとは違うというのを身にしみて感じてます」とコメント。パンチの強い相手だけに、ガードだけの練習もしているという。また、他団体の選手とのスパーリングで自信をつけた面もあるようだ。坂本は浅草で人力車を引いている“人力車ファイター”でもある。コスプレファイターvs人力車ファイターという構図も、本人は意識しているようだ。
 
試合展開について、坂本は「気持ちのぶつかり合いになる」と予想。その上で「コーナーに追い詰めてパンチの打ち合いにもっていきたい。最後には僕が立っていて、彼が倒れているという姿を見せられれば」という。スパーリングでの手応えから「僕が倒れることはないと思います」とも。昨年は他団体の王者たちと対戦し、今年は国際戦を希望。アンディ・サワーとの対戦も狙っている坂本。そのためにも「今回しっかり勝って、4月大会では海外の選手と闘いたい」と抱負を語った。
 
続いて取材に答えた宍戸は、ケガによる欠場から昨年11月のS-cupに出場したものの、一回戦で敗退。その悔しさから現役続行を決意したという。
 
今回の試合は、いわば復活ロード。前回は「久しぶりの試合で、焦って調整した部分があった」ものの、今回は「前回よりはるかにいい練習ができてます。調整の仕方も戻ってきた感じ」だという。「前回、勝っても負けても最後の試合と言ったのは、勝負以外のところでカッコつけてたんですよね。これからは純粋に勝つこと、相手を叩きのめすことだけに集中したい」と語った宍戸。復活を遂げるためには、ゾウガリーは「この上ない相手」だ。
 
「ゾウガリーは突進力、若さを含めた勢いがあるし、回転技も持っている。パンチも蹴りもできるオールラウンドな選手。自分が優っているのは経験だと思います。やってきたことを総動員しないと、勝つのは難しい。どんな状況でもあきらめないことに集中したいです」そう語った宍戸だが、ゾウガリーが鈴木博昭との世界タイトルマッチでの再戦を熱望していると聞くと「阻止します」とキッパリ。「鈴木がどうこうと言う前に、自分がシュートボクシングは甘くないということを思い知らせてやりたい。そして、僕が世界戦に名乗りをあげたいと思います」と語った。
 
鈴木との世界タイトルマッチの対戦相手を決める上でも重要な意味を持つことになった宍戸vsゾウガリー。年間シリーズ開幕戦にふさわしい激闘を期待したい。
 

大会概要

◆イベントタイトル：SHOOT BOXING2015～SB30th Anniversary～act.1」
◆開催日時：2015年2月21日（土）　OPEN17:00／本戦START17:30
◆会場：後楽園ホール
◆主催：シュートボクシング協会
◆認定：シュートボクシングコミッション
◆映像協力：調整中
◆協力病院：格闘メディカル協会／東京警察病院／森川医院
◆衣装協力：BEAMS
◆チケット料金：RRS席15,000円（パンフレット付） ／RS席10,000円／SS席／7,000円／A席5,000円／B席4,000円　※当日券は各￥500UP
◆お問い合わせ：シュートボクシング協会TEL03-3843-1212

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