RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022
2022年12月25日(日)東京・両国国技館
【海人がGLORY世界1位ストーヤンに競り勝つ、原口健飛は元王者アダムチャックに圧勝】
第17試合
メインイベント スーパーライト級(-65kg)
RIVALS RISE×GLORY 3分3R延長1R
原口健飛FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者
vs
セルゲイ・アダムチャックウクライナ/Mike’s Gym/GLORY世界フェザー級6位、第2代GLORYフェザー級王者、GLORY 53フェザー級コンテンダートーナメント優勝、ISKAヨーロッパ・ウェルター級王者
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
1R、アダムチャックのパワーの前に原口は手を焼く様子を見せながらも巧みにパンチを当てていく。2R、蹴り数を上げていく原口は三日月蹴り、さらに左右フック、左ボディブローとボディ中心の攻めで削っていき、アダムチャックは嫌がる表情を見せ始めた。3Rも、原口は左ミドル、バックキックと蹴りを当て翻弄。タフなアダムチャックは前に出続ける。ヒット数で上回り、最後まで主導権を握った原口の完勝。RISE×GLORYの対抗戦は3勝3敗のイーブンに終わった。マイクを握った原口は「RISEの選手はライバルですが、RISEっていろいろな選手がいて個性あるファイターがめちゃめちゃいて、RISEファイターみんなで盛り上げていきたい。僕は強さしかないので強さを求めて僕が強さの象徴になっていきたいと思います。来年の格闘技はRISEが盛り上げます」とアピールした。
第16試合
セミファイナル(第16試合)ミドル級(-70kg)
RIVALS RISE×GLORY 3分3R延長1R
海人TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、第2代SB日本スーパーライト級王者、RISEミドル級1位
vs
ストーヤン・コプリヴレンスキーブルガリア/Mike’s Gym/GLORY世界ライト級1位
判定2-1 ※30-29、29-30、30-29
1R、コプリヴレンスキーのパワフルな打撃の前に、海人は押されながらも右カーフを当て、ヒザとミドルを当てるなどでペースを譲らない。2R、手数で上回るコプリヴレンスキーのプレスに対し、海人はディフェンスしながら細かい連打を返しヒット数を上げていく。3Rも変わらずパワフルな攻撃で前進するコプリヴレンスキーに、海人はしつこく右カーフを当てて削る。次第にコプリヴレンスキーの足が流れ始め印象は悪い。さらに海人は左ボディでも削っていき、カウンターの右ストレートをヒット。終盤もプレスをかけ続けるコプリヴレンスキーに、海人は打ち合いで応戦し引かない。僅差の判定で勝利した海人は「とりあえずGLORYの1位に勝ったんで、次はチャンピオンに挑戦させてください。もっと強くなってこの階級で倒していけるように、日本人が世界一になれるよう頑張ります。これからも僕に期待してください」とマイクアピールした。
第15試合
スーパーライト級(-65kg)
RIVALS RISE×GLORY 山田洸誓 FInal Match 3分3R延長1R
ペットパノムルン・キャットムーカオタイ/Kiatmoo9/初代RISE世界スーパーライト級王者、GLORY世界フェザー級王者
vs
山田洸誓正道会館KCIEL/第4代RISEスーパーライト級王者
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
1R、サウスポーのペットパノムルンは左ミドル&ローを出しお互いに慎重な攻め。2R、山田は蹴りを出すも、ペットパノムルンは組んでのヒザ。崩しも多用し、山田をこかすなど早くもパワーの差を見せ付けた。3R、山田は右ハイ、ロー、前蹴りと足技を駆使するが、プレスをかけるペットパノムルンは組んでのヒザ。離れては左ミドルを山田のディフェンスの上から叩き込む。ペースを握り続けたペットパノムルンが完勝。山田は引退試合で勝利を飾ることができず涙を飲んだ。
第14試合
スーパーライト級(-65kg)
RIVALS RISE×GLORY 3分3R延長1R
白鳥大珠TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者、第5代RISEライト級王者
vs
イリアス・バニスモロッコ/Vos Gym/Fearless/ISKAヨーロッパ・ライト級王者
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
1R、回転の速いパンチのバニスに、白鳥は左の三日月蹴り、左ストレートを当てるなどで譲らない。2R、白鳥の2度にわたるローブローでバニスは怒り気味。白鳥は冷静にパンチをヒットさせて優位に試合を進める。3R、白鳥はプレスをかけて左ミドル、左ストレートと次々に攻撃を当てるが、バニスは動きが鈍るもののタフネスぶりを発揮し倒れない。白鳥が危なげなく判定勝ちした。
第13試合
-63.5kg契約
RIVALS RISE×GLORY 3分3R延長1R
笠原弘希シーザージム/第3代SB日本ライト級王者、第15代SB日本スーパーフェザー級王者、第4代SB日本フェザー級王者
vs
チャド・コリンズオーストラリア/Strikeforce/WMCインターナショナルスーパーライト級王者、WKA豪州スーパー・ライト級王者
判定0-3 ※29-30、28ー30、27-30
1R、プレスを強めるコリンズは左ミドル、前蹴りで笠原を突き放して、右ロー、左ミドルと自分の攻撃を当て続ける。笠原は必殺の左ボディを当てるが追い込めない。2R、手数の落ちないコリンズの前に、笠原は耐えながらも左ボディ。3Rもコリンズは左ミドル、右アッパーと強い攻撃を当て、笠原は耐えながらも攻撃を返して引かない。最後まで攻め続け手数、ヒット数で優位のコリンズが判定勝ちした。
第12試合
フライ級(-52kg)
RIVALS RISE×GLORY 3分3R延長1R
小林愛三NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENフライ級王者、WPMF女子世界フライ級王者
vs
テッサ・デ・コムオランダ/Fightteam Vlaardingen/Enfusionストロー級王者
判定0-3 ※28-29、28-29、28ー30
1R、テッサは上下に散らすコンビネーションを見せ、小林は右ロー、カーフで前進。終盤にはテッサが右フックを当てダウンを奪った。2R、小林はパンチからカーフにつなぐも、テッサも飛びヒザを出すなどで応戦し下がらない。3R、後のない小林は声を出しながらパンチの連打で前進。テッサはガードを固めて下がりながら攻撃を返し、ヒットさせていく。最後まで攻め続けた小林だったが、最後まで捕えきれず判定負けを喫した。
第11試合
バンタム級(-55kg)
RISEルール 3分3R延長1R
鈴木真彦山口道場/第7代RISEバンタム級王者
vs
志朗Be WELLキックボクシングジム/同級1位、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝
判定0-2 ※29-30、29-29、29-30
1Rから鈴木がプレスを強めて回転の速い連打を見せ、志朗も負けじと攻撃を返す。2Rも手数の多い鈴木の前に、志朗はジャブ、前蹴りで突き放すなどの高いディフェンス力でクリーンヒットを許さず。3Rも手数の落ちない鈴木に、志朗は左ジャブ、ヒザを当てていく。お互いに譲らない攻防はヒット数で上回ったか、志朗が僅差の判定勝利を収めた。
第10試合
-61kg契約
RISE×SB RISEルール 3分3R延長1R
石月祐作KAGAYAKI/RISEスーパーフェザー級3位、KROSS×OVERスーパーフェザー級王者、DBSスーパーフェザー級王者
vs
笠原友希シーザージム/第16代SB日本スーパーフェザー級王者、第5代SB日本フェザー級王者
判定0-3 ※三者とも25-30
第9試合
アトム級(-46kg)
RISE×SB RISEルール 3分3R延長1R
宮﨑小雪TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者
vs
MISAKITEAM FOREST/初代SB日本女子アトム級王者、元J-GIRLSミニフライ級王者
判定2-0 ※30-29、29-29、30-28
1R、サウスポーの宮﨑は左ストレート、MISAKIはパンチで前進するもバックステップでかわされる。打ち合いでは互角。2R、MISAKIのパンチに、宮﨑は左ストレートを合わせてMISAKIに尻もちを付かせるがダウンとはならず。MISAKIはローからパンチで前進するが捕えきれない。3Rも宮﨑が左ストレートを的確にヒットさせ、MISASKIの攻撃をかわしてはパンチを打ち返していく。主導権を握り続けた宮﨑が判定勝ち。
第8試合
スーパーバンタム級(-55kg)
SB×RISE SBルール エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
植山征紀龍生塾ファントム道場/第14代SB日本スーパーバンタム級王者、RISEバンタム級3位
vs
大﨑孔稀OISHI GYM/RISEバンタム級2位、BOMバンタム級王者
判定0-3 ※28-29、27-29、27-29
植山は前日計量で計量1.45kgオーバーしたため減点2からスタート。さらにグローブハンデで植山が8オンス、大﨑が6オンスとなった。
1R、お互いに手数を出し合う互角の展開を経て2Rへ。植山がパンチの回転数を上げながらフックを当てるのに対し、大﨑は首投げを狙う。近距離での打ち合いでは大﨑のヒット数が多い。3R、大﨑はテンカオを当てながら投げにもトライ。さらにはスタンディング肩固めも仕掛ける。植山は手数を減らさないものの大﨑のディフェンスを崩せない。大差を付けて大崎が判定勝ちした。
第7試合
フェザー級(-57.5kg)
SB×RISE SBルール エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
川上 叶龍生塾/SB日本フェザー級王者
vs
安本晴翔橋本道場/RISEフェザー級6位、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、WBCムエタイ日本統一フェザー級王者
延長判定2-0 ※10-9、10-10、10-9
1R、プレスをかける安本は右ミドル。川上は左ボディストレート、左インローで対抗。2R、川上は左ストレートを交ぜつつ投げを狙う。安本もワンツーを返すなど互角の展開に。3R、川上は左ストレート、安本はパンチで出るもお互いに決定打はなく、本戦はドロー。延長R、手数を増やす川上に対し、安本はジャーマンスープレックスを見舞うもノーシュート。打ち合いでは川上のヒット数が上回ったか、判定で勝利した。
第6試合
フェザー級(-57.5kg)
SB×RISE SBルール エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗シーザージム/SB日本フェザー級2位
vs
門口佳佑EX ARES/第5代RISEフェザー級王者
判定0-3 ※26-29、25-29、26-29
1R、山田は右ミドルを当て投げを狙うのに対し、門口は左ミドル、パンチを当てていく。2R、山田がフロントチョークを極めると門口は膝を付いてイエローカード(注意)。山田はパンチから組み付いて首投げを決めシュートポイントを奪う。3R、門口は飛びヒザをクリーンヒットさせダウンを奪うと、さらに打ち合いで左フックでダウンを追加。門口が逆転の判定勝ち。
第5試合
-95kg契約
SB×RISE SBルール エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
坂本優起シーザージム/SB日本ヘビー級3位、第5代SB日本スーパーウェルター級王者
vs
南原健太極真会館/RISEヘビー級3位、2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会 男子軽重量級(-90kg)優勝
TKO 3R1分2秒 ※ドクターストップ
1R、南原のパンチの手数とヒザの前に苦戦する坂本だが、右フックでダウンを奪う。2R、逆襲に出る南原は右フックでダウンを奪い返し、3Rも手数で追い込む。ヒザ蹴りで右まぶたをカットした坂本はドクターストップとなり、南原がTKO勝ちした。
第4試合
-53kg契約
SB×RISE(SBルール) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
佐藤執斗グラップリングシュートボクサーズ/第2代SB日本バンタム級王者、MAX FCフライ級王者
vs
翼TARGET/RISEスーパーフライ級2位、第2代ジャパンキックボクシング協会バンタム級王者
KO 1R1分47秒
1R、翼は一本背負いを見せ、パンチ勝負に対し、佐藤はトリッキーな足技で対抗。打ち合いの中で佐藤は右フックでダウンを奪う。佐藤が左フック、右フックでそれぞれダウンを奪い、KO勝ちした。
第3試合
バンタム級(-55kg)
RISE×SB RISEルール 3分3R延長1R
有井渚海ARROWS GYM/同級12位、CKC2021 -54kgトーナメント準優勝
vs
山田虎矢太シーザージム/SB日本バンタム級1位
KO 2R1分21秒
1R、山田は右カーフ、右ストレート、左ボディとコンパクトな攻撃も、有井のパンチの前に押され気味。2R、山田は左ボディで追い込んでカウンターの右ストレートをクリーンヒット。この一発で有井は失神し、山田が見事なKO勝ち。無敗記録を9に伸ばした。
第2試合
ミドル級(-70kg)
RISEルール 3分3R延長1R
憂也魁塾/同級5位、第2代DEEP☆KICK-65kg級王者
vs
T-98フリー/同級6位、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者
KO 2R1分12秒
1Rからヒット数で上回る憂也は左右ストレートでT-98をダウン寸前に追い込み、T-98は左目が大きく腫れる。2R、T-98にドクターチェック。再開後、憂也は右フックを当て、バックキック。大きくぶっ飛んだT-98に、憂也はパンチ連打を浴びせてKO勝ちした。
第1試合
フライ級(-51.5kg)
RISEルール 3分3R
那須川龍心TEAM TEPPEN/2021年RISE Nova 全日本大会 -55kg級トーナメント優勝
vs
KOUJIROジムファイターズ/RKSキックフライ級王者、ジャパンカップフライ級王者
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
那須川天心の弟、龍心の5戦目。1Rはお互いにインローを蹴り合うイーブンの展開。2Rには、手数を増やす那須川が右ストレート、ボディへの攻撃で上回っていく。3R、KOUJIROは手数を上げ胴回し回転蹴りで反撃。那須川は追撃を許さず判定で勝利した。
オープニングマッチ第3試合
King of Rookie2022決勝戦 -65kg契約
RISEルール 3分3R延長1R
陽勇TEAM 3K
vs
野口紘志橋本プレボ
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27 ※陽勇がトーナメント優勝
JFKO第7回全日本フルコンタクト空手道選手権大会軽中量級優勝の実績を持つ陽勇は1Rから左ミドル、ヒザ蹴り主体の攻め。野口は右ストレートを返す。2Rも前に出る陽勇は随所で左のカウンター、ヒザを当てていく。陽勇が判定勝ちで新人王に輝いた。
オープニングマッチ第2試合
ライト級(-63kg)
RISEルール 3分3R
塩川琉斗TOP STAR GYM/Stand Up King of Rookie 2022 -60kg優勝
vs
東 蒼馬PLACE-K
判定3-0 ※三者とも29-27
1R、前に出る東に、塩川は左ストレートをヒット。終盤には二段飛びヒザ蹴りを東にクリーンヒット。2R、塩川は左ストレートでダウンを奪うと、仕留めにかかる。3Rも左ストレートで前進する塩川に、東は逆転を狙って左フック。ダウンを奪った塩川が判定勝ち。
オープニングマッチ第1試合
SB×RISE -53kg契約
SBルール フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
笠原直希シーザージム
vs
星 拓海IDEAL GYM
判定0-3 ※28-30、28-29、29-30
1R、お互いジャブ、インローで距離を探り合う展開。2R、打ち合いの中で星が徐々にワンツー、右フックをヒットさせる。3R、手数の止まらない打ち合いが続く中、星が右の攻撃を当て首投げにもトライ。判定で星が勝利した。