シュートボクシング
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試合結果

-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024

2024年12月26日(木)TOKYO DOME CITY HALL

【海人がGLORY3位ビレットから2度のダウンを奪って圧勝!笠原兄弟は明暗分かれ、山田ツインズは揃って勝利】

第11試合

70.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)

vs

ゲリック・ビレット(フランス/WAKO世界ミドル級王者、GLORY世界ライト級3位)

判定3-0 ※29-26、30-26、30-25


海人は昨年8月にティジャニ・ベスタティ戦で敗れて以降はリベンジを狙い、今年6月にGLORYライト級9位のアルマン・ハンバリアン、8月には同級6位のドラゴミール・ペトロフを撃破。今回の相手ビレットはGLORYランキング4位の海人よりも上位の3位にランキング入りしている。戦績は36戦29勝(4KO)6敗1分。

1R、海人がスピードある右カーフ、左ボディで削っていき、左三日月蹴りをクリーンヒットさせるとビレットはダウン! カウントギリギリで立ち上がったビレットに、海人は左ボディで追加のダウンを奪う。海人はコーナーに詰めてラッシュを仕掛けてトドメに行ったが、ビレットは耐え切った。

2R、「1Rのラッシュで右手を負傷した」と試合後に語っていた海人は手数が減ったものの右カーフ、ハイキックと攻撃を見せ、ビレットは後ろ廻し蹴りを見せるなどで反撃に出る。

3R、攻撃を散らす海人に、ビレットは前に出続けて反撃。手数が完全に減った海人だが、最後まで攻める姿勢を見せて大差を付けて判定勝ち。

マイクを握った海人は「今日の試合は倒し切れなくて自分が不甲斐ないと改めて思いました。2024年も世界は簡単じゃないと改めて思ったし、乗り越えないとあかんことがあると思いました。でも俺なら70kg世界最強になれると確信しています。僕だけじゃなく来年は日本人がもっともっと強くなって輝く年になると思います。僕だけじゃなく日本の格闘家みんなを支えてください。2025年もよいお年をお迎えください」とあいさつし、2024年のSBを締めた。


第10試合

65.0kg契約  オープンフィンガーグローブマッチ 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり

笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)

vs

ジャック・ジャックムエタイ(タイ)

延長判定0-3 ※三者とも9‐10 ※本戦は0-1(29-29、29‐29、29‐30)


 2月のONE FFでワラポン・ソー.デッチャパンに判定負けした笠原三兄弟の長男・弘希は、8カ月のインターバルを経て階級アップ。前回10月の長谷川祐也戦では1RKO勝ちを収めた。対するジャックはONEで3戦2勝(2KO)1敗の29歳。

 1R、左右ローの弘希はプレスをかけて主導権を握る展開。2Rになると、ジャックが蹴り技を中心とした攻めの手数で上回っていく。3R、右ミドルの弘希に対し、ジャックは右ヒジも当ててカットに成功。終盤には弘希が左右フックで追い込み、本戦はドロー。

 延長R、手数で前に出るジャックの前に、弘希は決定打を与えることができず惜しくも判定負けを喫した。


第9試合

58.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)

vs

カオムーカイ・ペットシームー(タイ)

判定3-0 ※三者とも28-26


現在6連勝中の山田ツインズの兄・彪太朗が、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンダム級のトップランカーのカオムーカイと激突。カオムーカイはONE FFにも出場経験があり、今回、虎矢太と対戦するシッティチャイとは1勝1敗。テクニックは一級品だが強いパンチを武器にアグレッシブな戦いを身上とするムエタイの新星だという。

1R、序盤から仕掛ける彪太朗は左ボディ、三日月蹴りを効かせると顔面へのヒザ蹴りでダウンを奪う。そのまま連打を仕掛けて左フックで追加のダウンを奪った彪太朗がそのまま仕留めにいくも逃げられた。

誰もが彪太朗の圧勝かと思われたが、2Rからはカオムーカイが首相撲からのヒザ蹴りで反撃。これで削られた彪太朗は動きが鈍くなり、右ストレートも被弾してダウンを奪われた。

3R、失速気味の彪太朗に、カオムーカイは組んでのヒザ、左ミドルを当てていくが時間切れ。逆転を許さなかった彪太朗が判定勝ちした。


第8試合

58.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)

vs

シッティチャイ・ソー・デチャパン(タイ/ソーデチャパンジム)

TKO 1R 2分31秒 ※3ノックダウン


今年3月の大森隆之介戦でプロキャリア初敗北を喫した山田ツインズの弟・虎矢太はその後2連勝。兄の彪太朗と同じ階級に上げ2戦目を迎える。対するシッティチャイはONEからの刺客で20歳。

1R、パンチラッシュを仕掛けた虎矢太は右ストレートでダウンを奪う。その後も連打で追い込むと、右ヒザ蹴りで追加のダウン奪取。耐えてまだ戦う意思のシッティチャイをコーナーに詰めて、トドメの右ストレート。圧勝KO勝利の虎矢太はマイクを握ると「2回倒した後、持ち直してきて気持ちが強いと思いました。3月に初めて負けて負けから始まった2024年でしたが、皆さんの応援で年末にKOで締めくくることが出来ました。ありがとうございました」とあいさつした。


第7試合

スーパーフライ級(52.16kg) 
OFGムエタイルール 3分3R ※ヒジあり

吉成名高(エイワスポーツジム/WBCムエタイ ダイヤモンドスーパーフライ級王者、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者)

vs

バックチョー・シックンナ(タイ)

TKO ※レフリーストップ 1R2分57秒


ルンピニースタジアムのタイトルを獲得するだけでなく、ラジャダムナンスタジアム3階級を制覇し、現在34連勝中の“ムエタイ界の超トップスター”吉成が遂にSB初参戦、しかもキャリア初のOFG着用で行う。対戦相手のバックチョーは170㎝の長身を誇る20歳。

1R、プレッシャーをかける吉成は強烈な左ミドルを出すと場内はどよめきが起こった。多彩な攻めと圧倒的なスピードで主導権を握る吉成はバックチョーの右ストレートを被弾してしまう。ノーダメージの吉成は左ハイをヒットし、コーナーに詰めると右フックでダウン奪取。立ち上がるバックチョーに、吉成は飛びヒザをクリーンヒットさせると、バックチョーは立ち上がれず。

豪快KOの吉成は「今回12月1日の防衛戦のあと3週間も空いてなくて、練習がいつもより出来てなかったりとアクシデントもあったんですけれど、いい結果を残すことが出来ました。今回初めてのOFGで試合をやらせていたんだいたんですが 凄くスリリングで楽しかったです。来年は変化の年なので来年の自分に注目していただけると嬉しいです」とアピールした。これで吉成の連勝記録は35に。


第6試合

61.5kg契約 
RISEルール 3分3R延長無制限R

笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)

vs

GUMP(TEAM TEPPEN/第9代DEEP☆KICK-60kg王者、RISEスーパーフェザー級7位)

判定3-0 ※29-28、29-27、30-27


8連勝5連勝も前戦10月のONE FFでソンラックに判定負けした笠原三兄弟の次男・友希が再起戦。対するGUMPは那須川天心の父のTEPPEN GYM・那須川弘幸会長が育ててきた選手で現在9連勝中。この一戦は来年に開催するRISE-61.5kgトーナメント出場者のセレクションマッチとして行われた。

1R、サウスポーの友希は左ミドル、インローと蹴りを散らしていくのに対し、GUMPは右ローをこつこつ当てていき五分五分の戦いに。2R、GUMPの右ローの前に、動きが止まってきた友希は組み付く展開が増えてしまい、レフェリーから注意を受けるなど劣勢の展開に。このラウンドはジャッジ二者がGUMPを支持。

3R、左インローを当て前に出続けるGUMPペースの中、友希は左フックを当ててグラつかせると一気に畳みかけてダウンを奪う。ガムシャラに前に出るGUMPに、友希は逃げ切り僅差で判定勝ちした。


第5試合

66.0kg契約
RIZIN MMAルール 5分3R

白川ダーク陸斗(JAPAN TOP TEAM)

vs

奥山貴大(NEXSOPORTS/GSB/SB日本ウェルター級王者)

1R1分15秒アームバー※タップアウト


以前からMMAに挑戦したいとの意思があり、過去に柔道歴10年のキャリアがある奥山が遂にMMAデビュー戦。対する白川はRIZINを主戦場にし、MMA23戦12勝10敗1分のキャリアがある。

1R、打撃戦を避けてタックルを仕掛けた白川に対し、奥山はがぶってテイクダウンを耐える。再びテイクダウンを狙う白川は足をかけてテイクダウンしたが、奥山はバックに付くように足をかけて腕十字狙いへ。白川は回転して脱出しようとしたものの、奥山はガッチリと腕を決めて鮮やかに一本勝ち。

マイクを握った奥山は「白川選手、試合を受けてくれて本当にありがとうございました。MMAどうですか? いい試合できましたかね? MMAファイターとしてはまだまだなのでこれから上を目指していくので注目お願いします」とし、試合後のコメントではMMAも並行して練習していくとした。


第4試合

53.0kg契約
KNOCK OUT-BLACKルール 3分3R延長1R

佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズジム/SB日本バンタム級王者)

vs

柿﨑瑠(クロスポイント大泉)

TKO 3R1分58秒 ※3ノックダウン


6連続KO勝利だった佐藤は今年に入り、3月と5月のONE FFでKO負け。前戦となった7月のMAX FCではパク・ジョンウに1RKO勝利でスーパーバンタム級王座を獲得し、MAX FC二階級制覇を達成。対するKNOCK OUTからの刺客・柿﨑は9戦9勝(4KO)無敗の19歳。

1R、序盤は佐藤が前蹴り、ミドルと多彩な蹴り技を駆使して柿﨑を寄せ付けない。攻めあぐねる柿﨑だが、2Rには左ボディ、ミドルを当てて佐藤のスタミナを削っていく。完全に失速した佐藤は柿﨑の手数の前に、ダウン寸前まで追い込まれた。

3R、右フックでダウンを奪った柿﨑は、右ストレートで2度目のダウンを奪う。柿﨑は一気にラッシュを仕掛けて、佐藤が防戦一方となったところでレフェリーがストップ。柿﨑がKO勝利で連勝記録を10に伸ばした。


第3試合

44.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級王者)

vs

撫子(GRABS kickboxing studio/ミネルヴァピン級王者)

判定3-0 ※三者とも30-27


6月のモンクットペット戦で判定負けしたMISAKIが再起戦、今回は15戦9勝(1KO)5敗1分の元ミネルヴァ王者・撫子と激突した。

1R、MISAKIが右カーフで削っていき、左ボディなどのパンチもヒットさせていく。試合のペースを握るMISAKIは首投げでシュートポイントを奪って完全にリード。

2R、優位に立ったMISAKIは投げ技に固執することなく、パンチの打ち合いにも応じて撫子を圧倒していく。3R、後のない撫子は前に出るも、MISAKIはパンチのラッシュを仕掛ける場面も作り大差を付けて判定勝ちした。


第2試合

61.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/香港Energy Fightスーパーフェザー級王者、SB日本スーパーフェザー級1位)

vs

成尾拓輝(究道会館/HOOST CUP日本ライト級王者)

3R2分13秒 フロントチョーク ※タップアウト


現在6連勝中の手塚だが、8月の山浦俊一戦前に負傷欠場しており、今回が復帰初戦となる。対する成尾は10月にSB初参戦時に手塚の兄貴分のポッシブルKに判定勝ち、11月にはONE FFでジャン・ジンフーに 3RTKO勝利で5連勝中。

1R、伸びのある左ジャブを突いてペースを握る手塚は、2Rに首投げを決めてシュートポイント奪取。勢いに乗る手塚はその後もヒザも当てていき、成尾も持ち味の強打を返していく。3R、前に出てくる成尾に、手塚はスタンディングのフロントチョーク。これがガッチリ極まると成尾はタップし、手塚が鮮やかに一本勝ちした。


第1試合

70.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位)

vs

ピラポン・ノーナクシン(タイ)

判定3-0 ※三者とも30-27


10月の風間大輝戦で勝利し、現在5連勝3連続KO中の都木が66戦のキャリアを持つムエタイ戦士ピラポンと対戦した。

1R、随所で左ミドルを当てるピラポンに、都木は攻めづらそうだったが、2Rにはテンカオをヒットさせて削っていく。終了間際には、都木が顔面へのヒザ蹴りで遂にダウンを奪う。3R、ピラポンは首投げをトライするも、都木はこのラウンドもテンカオとボディへのパンチを集中させていく。判定で都木が勝利した。


オープニングマッチ第2試合

55.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり

笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級1位)

vs

庄司理玖斗(NJKF拳乃会/NJKFスーパーバンタム級6位)

判定3-0 ※30-28、30-28、30-27


9月のスック・ワンキントーンタイトルマッチ、森岡悠樹とのヒジありの一戦で敗れた笠原三兄弟の三男・直希が再起戦。対する庄司は10勝のうち6KOと高いKO率を誇るNJKFランカー。

1R、お互いにヒジを繰り出して緊張感溢れる攻防の中、2Rには直希の左ボディがヒットし始め、庄司が後退。3R、庄司は後ろ蹴りをヒットさせるも、直希は前に出てパンチを散らしてヒジも交ぜていく。ヒット数で上回った直希が判定勝ちした。


オープニングマッチ第1試合

51.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

片山 魁(TEAM FOREST)

vs

和田修虎(橋本道場)

判定3-0 ※30-29、30-28、30-27


前回10月大会で衝撃KOデビューした片山と橋本道場の2戦無敗の新鋭・和田の一戦。

1Rから出入りの速い攻撃を見せる片山は左ストレートを当て、2Rにもワンツーを当てる。3R、和田もスピードを活かした攻撃を見せるが、ヒット数で上回った片山が判定勝ちで2勝目を上げた。






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